Slackware

SlackwareでThinkPadの液晶の明るさを変える

Slackware + i3 + ThinkPadな環境において、液晶の明るさを変更するための仕組みを考えました。

X.comでもいくつかポストしていますが、先日からSlackwareでi3を使用しています。環境構築作業のなかで最も優先度が低かったのが液晶の明るさを変更するための仕組みであったのですが、今日、ようやく実装しました。

何かツールを入れるのもなぁと思っていたところ、 /sys/class/backlight/amdgpu_bl0/brightness を書き換えればよいということがわかり、以下のようなスクリプトを作っておきました。

#!/bin/sh -e

#
# Usage:
# brightness.sh 1000 (for Brighter)
# brightness.sh -1000 (for Darker)
#

FILE=/sys/class/backlight/amdgpu_bl0/brightness
CURRENT_BRIGHTNESS=`cat $FILE`

TARGET_BRIGHTNESS=$(( $CURRENT_BRIGHTNESS + $1 ))
echo $TARGET_BRIGHTNESS > $FILE

これを、以下のように設定することでキーボードから呼び出すようにしました。

bindsym XF86MonBrightnessUp exec --no-startup-id sudo ~/.local/bin/brightness.sh 4000
bindsym XF86MonBrightnessDown exec --no-startup-id sudo ~/.local/bin/brightness.sh -4000

私だけしか使っていないシステムなので、 sudo は NOPASSWD で実行できるようにしています。

これで、設定を再読み込みすれば、キーボードから液晶の明るさを調整することができるようになります。

Slackware -currentでHEIC対応のdigiKamを動かす

写真管理のソフトウェアを、macOSの写真アプリから、KDEのdigiKamに移行しました。その際に、HEIC画像を扱うことができなかったので対処をした際のログです。

TL;DR

Slackware -currentのImageMagick (7.1.2-7)は --with-heic=yes でコンパイルされていないため、それを使っているdigiKamでもHEIC/HEIFフォーマットの画像を扱うことができない。同じ理由で、Gwenviewでも扱うことができない。

そもそもの発端

つい最近までDebian GNU/Linuxを使っていたのですが、思うところがありここ数日でSlackware -currentに環境を移行しました。kernel/gcc/emacsを自前でコンパイルし、色々な試行錯誤を繰り返しながら、なんとか必要な作業ができるようになってきたことから、本格的にデータを移行することにしました。

これといった理由は特に無いのですが、趣味の写真をさっさと再開できるようにということで、まずは写真のデータをSlackwareに移行することにしました。

HEICフォーマットの画像がdigiKamに表示されない

HEICフォーマットはiPhone等で使われる形式で、同程度の視覚品質を得るためにはJPEGの50-60%程度のファイルサイズで済むといわれています。つまり、容量に制約のあるスマートフォンや、クラウドサービスの容量を節約したい場合にHEICを使うことが良いのではないかと思われます。私も、iPhoneでHEICが使われるようになってからというもの、iPhoneで撮る写真はすべてHEIC形式になりました。

それらの写真をdigiKamに取り込もうとした時に、サムネイルもプレビューも表示されないので「どうなってんだ?」と思い調査したところ、まず判ったのは libheif がシステムにインストールされていないことでした。

libheif をインストールする

libheiflibaomlibde265 に依存している。まずはそれらをシステムにインストールする必要があるので、準備する。 libaomdarkskygit / libaomから入手することができる。また libde265structurag / libde265から入手できるので、それぞれREADMEを参考にコンパイルしてパッケージを作り installpkg でインストールしておく。

次に libheif をインストールする。 libheifstructurag / libheifから入手できるので、こちらもREADMEを参考にコンパイルしてパッケージを作り installpkg でインストールしておく。途中 /usr/lib64/libaom.a が見付からないというエラーが出るので ln -s /usr/lib64/libaom.a /usr/local/lib64/libaom.a としてsymlinkを張っておく。

ここまで実施してdigiKamを起動しても状況は変わらなかった。なぜだと考え、調べているうちに、どうやらdigiKamはバックエンドにImageMagickを使っていそうだということがわかり、では、ImageMagickでHEIC/HEIFは有効になっているのだろうかと調べたところ有効になっていなかったのであった。

$ magick -list format | grep HEIC    # 結果は何も表示されなかった => 無効
$ magick -list format | grep HEIF    # 結果は何も表示されなかった => 無効

ImageMagickを --with-heic=yes つきでインストールする

ImageMagicは、currentのソースコードをもとにコンパイルする。 imagemagic.SlackBuild の中に記載されている ./configure に対し --with-heic=yes を指定したうえでパッケージを作成し、インストールする。